Codex CLI のセットアップと AGENTS.md の書き方【ChatGPT アカウントで始める】
OpenAI の Codex CLI をインストールして ChatGPT アカウントでログインし、最初のタスクを実行するまでの手順と、Codex が読み込む AGENTS.md の配置場所・書き方・テンプレートを解説します。
Codex CLI は OpenAI が提供するターミナル向けのコーディングエージェントです。ChatGPT のアカウントでログインでき、ローカルのリポジトリを読んでコードを書き、コマンドを実行します。
この記事では、インストールからログイン、最初のタスク実行までの手順と、Codex がプロジェクトのルールを理解するために読み込む AGENTS.md の書き方をまとめます。
KEY POINT
この記事で分かること
- Codex CLI のインストールと ChatGPT アカウント / API キーでのログイン
- AGENTS.md の配置場所と読み込みの優先順位
- そのまま使える AGENTS.md のテンプレート
前提条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | macOS、Linux。Windows は WSL2 経由が案内されている |
| Node.js | npm でインストールする場合に必要(LTS 版) |
| アカウント | ChatGPT の有料プラン、または OpenAI API キー |
| Git | リポジトリ操作をさせるなら必須 |
インストール
npm または Homebrew でインストールします。
# npm
npm install -g @openai/codex
# Homebrew (macOS)
brew install --cask codex
バージョンを確認します。
codex --version
ログイン
プロジェクトのディレクトリで codex を起動すると、初回にログイン方法を選ぶ画面が出ます。
cd path/to/project
codex
- ChatGPT アカウントでログイン: ブラウザが開き、ChatGPT にサインインします。プランに含まれる利用枠で使えます。
- API キーでログイン: 従量課金で使います。環境変数
OPENAI_API_KEYを設定するか、codex login --api-keyで登録します。
codex login --api-key "sk-..."
codex login status # ログイン状態の確認
ChatGPT ログインと API キーの併用に注意
OPENAI_API_KEY が環境変数に設定されていると、ChatGPT ログインより優先して API キーが使われ、従量課金になる場合があります。ChatGPT プランの枠で使いたいときは、環境変数を外してからログインしてください。
最初のタスク
起動後の入力欄に、やりたいことを日本語で書きます。
このリポジトリの構成を説明して。テストの実行方法も教えて
Codex は必要なファイルを読み、必要ならコマンドを実行して答えます。ファイルの変更やコマンド実行の前に確認が入るかどうかは、承認モードとサンドボックスの設定で決まります。既定の設定はワークスペース内の書き込みを許可しつつ、外部への影響がある操作は確認する構成です。詳細は Codex CLI の approval mode と sandbox 設定の違い を参照してください。
AGENTS.md の役割と配置
Codex は起動時に AGENTS.md を探して読み込み、プロジェクトのルールとして扱います。AGENTS.md は Codex 専用ではなく、複数の AI コーディングツールが共通で読む形式として広まっています。
| 配置場所 | 用途 |
|---|---|
~/.codex/AGENTS.md | 全プロジェクト共通の個人的な好み |
リポジトリのルート AGENTS.md | チームで共有するプロジェクトのルール |
サブディレクトリの AGENTS.md | そのディレクトリ配下にだけ適用するルール |
複数ある場合は、ルートからカレントディレクトリに向かって順に読み込まれ、より深い階層のものが優先されます。
用語解説
AGENTS.md の読み込み範囲: 読み込まれる合計サイズには上限があります。巨大な仕様書を貼り付けるのではなく、必要な部分だけを簡潔に書き、詳細は別ファイルへのパスで示すのが基本です。
AGENTS.md のテンプレート
# プロジェクト概要
Express + TypeScript の REST API。DB は PostgreSQL(Prisma)。
## セットアップとコマンド
- 依存関係: `pnpm install`
- 開発サーバー: `pnpm dev`
- テスト: `pnpm test`(変更に関連するテストを必ず実行する)
- Lint / 型チェック: `pnpm lint && pnpm typecheck`
- マイグレーション: `pnpm prisma migrate dev`
## コーディング規約
- 関数は 50 行以内。超える場合は分割する
- エラーは `AppError` を throw し、握りつぶさない
- 外部 API の呼び出しは `src/clients/` に集約する
- `any` を使わない
## 変更してはいけないもの
- `prisma/migrations/` の既存ファイル
- `src/generated/`(自動生成)
## 作業の進め方
- 複数ファイルにまたがる変更は、先に方針を箇条書きで提示する
- テストが通らない状態で完了報告をしない
- コミットメッセージは Conventional Commits 形式
## PR を作るとき
- タイトルは 50 字以内
- 本文に「変更理由」「テスト方法」を書く
/init を実行すると、Codex がプロジェクトを調べて AGENTS.md の雛形を生成します。雛形はそのまま使わず、README を見れば分かる内容は削って、「見ただけでは分からない約束事」だけを残してください。
対話中に使う主なコマンド
| コマンド | 内容 |
|---|---|
/init | AGENTS.md の雛形を生成 |
/model | モデルと推論の深さを切り替える |
/approvals | 承認モードを切り替える |
/status | 現在の設定、モデル、トークン使用量を表示 |
/diff | 現在の変更差分を表示 |
/clear | 会話履歴をクリア |
CLAUDE.md と併用する
Claude Code も使うチームでは、AGENTS.md と CLAUDE.md の両方が必要になります。内容を二重管理しないための方法は CLAUDE.md・AGENTS.md・GEMINI.md の違いと共通化テクニック を参照してください。設定ファイル(config.toml)によるモデルやプロファイルの切り替えは config.toml でモデルとプロファイルを切り替える で解説しています。
まとめ
npm install -g @openai/codexまたは Homebrew で入れ、codexで起動して ChatGPT アカウントか API キーでログインするOPENAI_API_KEYが設定されていると API キーが優先されるので注意する- AGENTS.md は
~/.codex/、リポジトリのルート、サブディレクトリの 3 階層で、深いものが優先される /initで雛形を作り、「見ただけでは分からない約束事」だけを残す
よくある質問
- Codex CLI は ChatGPT の無料プランで使えますか?
- Codex CLI の利用には ChatGPT Plus / Pro / Team / Enterprise などの有料プラン、または OpenAI API キーが必要です。プランに含まれる利用枠は公式の料金ページで確認してください。
- AGENTS.md と CLAUDE.md は同じものですか?
- 役割は同じ「エージェントへの前提説明」です。AGENTS.md は Codex をはじめ複数のツールが読む共通形式で、CLAUDE.md は Claude Code 専用です。
- AGENTS.md はどこに置きますか?
- 全プロジェクト共通は ~/.codex/AGENTS.md、プロジェクト共通はリポジトリのルート、サブディレクトリ固有のルールはそのディレクトリに置きます。
参考にした一次情報
この記事は公式ドキュメントを基に AI が下書きを作成し、運営者が内容を確認して公開しています。誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。